都響・調布シリーズNo.15「ドイツ3大Bの響宴」@調布グリーンホール

21年待ったヤブウォンスキのピアノコンチェルトです。
このホールは初めて。
そして東京交響楽団も初めて。
お天気にも恵まれてわくわくしながら向かいました。

画像


指揮:川瀬賢太郎
ピアノ:クシシュトフ・ヤブウォンスキ
東京都交響楽団

プログラム
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番~5番

初めて東京都交響楽団をバッハで聞いたわけですが、全員ソリストで、識者が音楽のすりあわせが出来ていないんだろうなという演奏でした。
各々実力のあるソリストが自分のパートをこれでもかと表に出す。
ヴァイオリニストは古典の端整さをもとめ
チェロがバロックの華やかさを求めたら
箇所箇所はいいけど音楽としてまとまらないって思う。
もったいないなぁ、みんないい演奏家なのに。
それがバッハ。

こんな自己主張の強い人たちのオケでコンチェルト?ってちょっと不安になり、
ヤブウォンスキのベートーヴェンはハンサムになるからさてさてどうなるか?と思いつつパウゼをすごす。

そしてコンチェルト皇帝。
調布グリーンホールはコンサートホールではなく多目的ホール。
ピアノにとってはかなりデッドな場所でした。
ああ、ひょっとしてピアノまで悪い?と思えるような丁寧な音作り。
でもさすがなのよね。1小節1小節音のクオリティが増し音が伸びてくる。
ベートーヴェンはオーケストラとのやり取りもあってかとても正統派というか、古典的な演奏。
そう、こういう演奏もいいよね。
でもときどき?ってくらいぎこちないオケとのやりとりがあって、なんだろうと思ったらどうも指揮者がコンチェルトを振りなれていない模様。
彼は若いからその辺はこれからなのかしら。
3楽章あたりからヤブウォンスキの色全開。
ああ、これが欲しかった。この色、この伸びやかさ、そしてこの音楽。
そんな最終楽章。
いい演奏になったと思います。

ピアノのアンコールはショパンの華麗なる大円舞曲。
いつもの彼のテンポなんだけど、ほかのピアニストさんからしたらかなり早いのよね。
会場が一瞬どよめくのはしょうがないか。
ベートーヴェンのコンチェルトだからアンコールがエリーゼのためだったりして、とピアニストのnadzさんと軽口たたいておりましたが予想は外れました。
いいピアノで、いいホールで、そしていい演奏をまた待ちたいなぁ、と思いました。

最後ブラームスのハンガリー舞曲。
一言だけ。
スラブ音楽はどうして日本人は浪花節や演歌にアレンジしたものを好むのか。
あれはハンガリー舞曲ではありませんでした。

終演後ヤブウォンスキ氏にご挨拶。
21年ぶりのコンチェルト楽しみました。
次まで21年待つのはいやだよ、といったら胸を押さえて微笑まれて
次の約束してくださいました。
わたしはそれでいい。

今年は秋の演奏会があるかないかご本人はわかっていませんでした。
でも1年くらいなら待てる。
次までヤブウォンスキの来日待ちたいと思います。

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