東京交響楽団第79回新潟定期演奏会@りゅーとぴあコンサートホール

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またまたチケットをMarhkaさんから頂いて行ってまいりました。
2週連続で飯森氏の音楽聴くなんて今後もあるかないか、貴重な体験となりました。

プログラム
ラロ作曲歌劇「イスの王様」序曲
ラロ作曲ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調作品21「スペイン交響曲」
休憩
サン=サーンス作曲 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」

指揮 飯森範親
ヴァイオリン 川久保賜紀
オルガン 山本真希
コンサートマスター 水谷晃
東京交響楽団

ラロはロマン派のスペイン人作曲家、位の知識しかなく、オペラ書いていたのね、とちょっとびっくり。
いかにもスペイン人!というか、ラテンだねぇ、という派手さあり。
ああ、豪華なオペラなんだろうなぁという序曲でした。

ヴァイオリン協奏曲はタイトルのとおりスペインチック。
ヴァイオリニストの川久保さんのドレスはスペイン→フラメンコを想像させるような深紅で前ひだをたくさんとったビスチェタイプのドレス。
彼女のヴァイオリンは始めて聞いたのですが深みと渋みのある赤ワインのようなというか、ちょっとくすんだタッチの音でした。
情熱的なラテンな音楽はオーケストラにも要求されていて、受け渡しが絶妙。
これ飯盛氏の腕なのよね、きっと。

サン=サーンスは本当に派手。
りゅーとぴあは大きなパイプオルガンがあるからこの曲を選んでもらえたんだと思うのですが
もともとサンサーンスって派手なシンフォニーを書くのにパイプオルガンが入ることにより
荘厳で壮大な音楽となる。
同じメロディーを2回とかじゃなく本当に何度も何度もいろんな楽器で繰り返す。
ラロもその奏法があったけれど、ラロの比では、ない。
今まで楽器を演奏するものの端くれとして、同じメロディーはどこか何かを変えるべきだと思っていたのですがこの曲を聴いてかなり考えを揺さぶられました。
かえなければならないのか?
同じであることもあるのではないのか?と。
これは今後の私のお勉強の課題のひとつになると思います。

とても素敵な「ラテンな」プログラムの音楽でした。
飯森氏とオーケストラのコミュニケーションもよかったんだと思います。
メリハリの付いたいい演奏でした。
気になった点が数点ありました。
とてもいい演奏だったのですが、考えるところもありました。
マイナスイメージを与える可能性もあるので、いやな方はこの辺でバイバイ。
もうひとつ感じることのあった演奏会でした。























































































今回取り上げた2人の作曲家はスペイン人とフランス人、両方ラテン人の作曲家が書いたものです。
そして今回のオーケストラの東京交響楽団はほぼ日本人構成のオーケストラ(外国の方も数名いらっしゃいますが)
そして指揮もソリストも全員日本人。
なのでとてもいい演奏になったんだと思うのです。
でもここで指揮者やソリスト、オーケストラがラテンの国の人だとしたらここまでいい演奏と思えてのかしら?とおもったの。
演奏するものの端くれとして、大なり小なり、「血」や「民族」のことを考える瞬間があるのだと思います。
私たち日本人がクラシックを学ぶとき、西洋音楽を学ぶとき、何をどうがんばってもわたしたちはガイジンなのです。
すでにそこにハンディがある。
西洋人が能や歌舞伎を学ぶときに感じる違和感が、西洋人から見るとあるのだと思う。
そこを感じたとき、川久保さんの音楽はもっともっとラテンでよかったんではないかと思ったの。
飯森さんの指揮もしかり。
落ち着いたいい演奏だったけれど、ラテン人がラテンの血を感じて演奏したのならばまったく違う音楽になったんだろうなと思うのです。
フランスのオーケストラの演奏するサンサーンスが聞きたくなりました。

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