ミエチスラフ・ホルショフスキー

お友達がよくモーツアルトやショパンが自分より先に生まれていてくれてよかった。彼らの後に生まれたから彼らが残してくれた音楽を聴けて幸せだというのです。
その発想がなかったので、初めてきいたときはなるほどなぁととても感心したのです。
同じ時代に生きていてもいろんな事情でその演奏家のライブコンサートを聞けるというのは本当に小数なんですよね、そう考えると。

今生きていてこの演奏家のライブを聴けてよかったと思うピアニストの一人がミエチスラフ・ホルショフスキーです。
87年の来日で95才のおじいちゃんでした。
このアルバムの録音のとき1度だけ聞けたピアニストさんです。
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実はこのコンサート今の声楽の師匠に
「絶対最後になるから出来ることなら聴きに行ったほうがいい」と言われたんです。
この前それを言ったらご本人は忘れておられましたが(笑)
その時初めてホルショフスキーの名前を聞き、そんなピアニストがいることを知ったんです。
わざわざ先生がすすめるものだし、学校から歩いていけたのもあって聴きにいったんです。

もうね、音が粒になってきらきら落ちてきてつかめそうだったんです。
天井から光といっしょに落ちてくる音楽。
本当にかわいらしいおじいちゃんなのに、音はきらきら、そしてとても素直なすばらしく美しい音楽でした。
うあぁ、すごいなぁ、この音楽の立体感と色彩!!!
と感動したのです。
そしてこのコンサートを勧めてくれた師匠に感謝しました。

その後このピアニストを調べだしたらなんとあのカザルスの伴奏ピアニストとしていっしょに録音しているものもあるではないですか!

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ああそうか、この天才チェリストが信頼したピアニストだったのかと妙に納得したのを覚えています。
わたし内田光子さんが言うように室内楽の出来ないピアニストはありえないと思っているので、ソリストとして出なく、一流のソリストが選ぶピアニストだからあの音であの音楽が生まれるのね、としみじみ思ったものでした。

たった1度
でも確実に1度
ライブで聴けたホルショフスキーのピアノの音は一生忘れられないものになりました。



天国でまたカザルスとセッションしているのかしら?
なんて思いながら聴いています。

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