ダルトンボールドウィン公開レッスン@サンハート音楽ホール

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ミレーの後は横浜まで足を伸ばして、マスタークラスレッスンの聴講してきました。
声楽の師匠が歌われるというのもありますし、何よりR.Straussですから、それはそれは楽しみに行きました。

R.Straussは学生時代からも好きでしたし、試験でも歌った曲もあります。
それ以上に、現在ピアニストのnadzさんをパートナーに得てからは、いつかはStrauss歌いたいという野望が出来たんです。
なぜなら絶対彼女はStraussが似合うのです、絶対に。
そんな理由もあって、心して聞いた曲も数曲ありました。

ピアノの反応がよかったのは2組目のデュオ。
ピアノのほうが年下なんでしょうけれど、彼女の音楽のほうがいいなぁ、と思うこと多くて。
これはピアニストさんとも意見の一致を見てうれしかったこと。

途中ボールドウィン先生が
この曲もうちょっと低く弾けない?とおっしゃったの。
激しく拒否するピアニストさん。だよね。
それを見てnadzさんが一言。
(移調は)単なるトレーニングの量の問題
と、おっしゃる。わーーー、こわーい。
結局ボールドゥイン先生がピアノの前に座られてその場で移調でピアノを弾かれたのがすごくって。
わ、わ、わ。すばらしわ、それ。
その場で移調するのはトレーニングの問題。でもその場で移調してきちんと音楽が残っているのが素晴らしいのだとnadzさん。
はい、ごもっとも。
歌の人はすぐ移調してうたえてしまうのね、とnadzさんが驚くので、
半音の上げ下げは体のポジションの大きな変化もないし、たぶん歌い手さんは移動ドの人が多いからひょっとしてきっちり(音の違いを)理解しないで歌っている可能性もある
と答えたんだけど、真相はどうだったんでしょう。
半音の違いで同じ曲が見違えるようになる。そこを見つけて指摘する耳がすごいのね。

声楽の師匠は声が変わっていてびっくり。
レッスンのときになぜ気がつかないのか、自分。ってつっこみつつ聞くことになるわけです。
レッスンであれだけきっちり一緒に歌ってくださるのに
師匠の声 ってしか思わないから、微妙なものが聞こえなかったのか?
声が太く丸くなってました。
師匠の声は一時期ディスカウですか?って声だったんですけど、現在の声がご自身の声のように感じます。
丸く太くやわらかくなってたというか、たとえて言うなら、塗り絵の縁取りの縁の色が濃くなって、中のグラデーションの幅が出来たかんじといえばいいのかしら。
ご自分でも納得なさっておられないのは良くわかる。不安定は不安定。
でもこの方向でいいのだろうという声を見せてもらったように思えるレッスンでした。
五線譜から外れた下の音はきっとボールドウィン先生が要求した、バスバリトンのような声になっていくのだろうと思えたし、師匠は声の色が増えそう、というか、広がりそうな予感です。

オフェーリアの声が見えた気がする瞬間はおもしろかった。
R.Straussの高音の処理の仕方がわたしにとってはとてもいい勉強でした。
ああ、そうするからR.Straussの音楽になるかも、と1つ見つけることができました。

最後は同門生のソプラノさんの歌、ボールドウィン先生のピアノによるStraussの4つの最後の歌の模範演奏でした。
言ってくれれば後ろで聞いたのに、前のほうで聞いちゃったのがちょっと残念。
でも彼女のリートはいいのです。

とても勉強になるレッスンでした。
次は誰の公開レッスンになるのでしょうか。

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この記事へのコメント

wasabin
2014年12月12日 21:28
こんばんは~
お仕事も持ちながら良く動きますね。
好きな事は無理してでも行っちゃうって事もありですね。
シューベルトについてのコメント後で「大切な事」と気づき心にとめました。
昨春、仲間が「糸を紡ぐ・・」を歌ってたのを思い出しyoutubeで聴き比べてみました。
中々難しいけど、綺麗な曲ですね。

http://wasabin.seesaa.net/
2014年12月13日 20:45
公開レッスンって、受講生のレヴェルも高そうですね。それにしてもR.Strauss歌いこなせるとは素晴らしいですね!私は「ばらの騎士」のアリアを習っている途中で挫折しましたたくさん気を遣っても、演奏に反映させるのは難しいです。
2014年12月17日 13:39
wasabinさま
シューベルトは声の明るく細い人が似合う気がします。
シューマンの「献呈」にも流用されたアヴェマリアの旋律、納得がいくよう歌えますように。
2014年12月17日 13:42
ぬえさま
そうなんです、理解しても声に表すまでが長い道のりでしてorz
シュトラウスはオペラも素敵ですものね。
好きな作曲家は制覇したいんですが、それこそ見果てぬ夢かもしれませんね。